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歯科の世界では、よく「キュア(cure)」と「ケア(care)」という言葉が対比されて使われます。どちらも患者さんの健康を守るために欠かせないものですが、その意味は少し違います。
キュアとは、病気や症状を治療することを意味します。
虫歯を削って詰める、神経をとる、歯周病の外科処置を行う――いわゆる「歯医者で治す」ことがキュアにあたります。
痛みや腫れといった問題を取り除き、日常生活を取り戻すためには欠かせない行為です。
一方のケアは、「愛情をもって世話をする」「気づかう」という意味があります。
歯科でいえば、クリーニングや歯みがき指導、定期検診などがそれにあたります。
つまり「悪くならないようにすること」こそがケアです。
たとえば、歯石を取ったり、磨き残しを減らすためのアドバイスをしたり。
これは治療ではありませんが、治療がいらない状態を保つためにとても大切なことです。
「キュア」と「ケア」はどちらか一方では成り立ちません。
治療(キュア)で悪い部分をきれいに治したあと、その状態を維持するために日々のケアが必要になります。
逆に、ケアを続けていれば、そもそもキュア(治療)が必要になる場面を減らすこともできます。
医学の進歩によって、病気を治すだけでなく、
「健康を長く保つ」ことの重要性が高まっています。
歯科も例外ではなく、“治療する場所”から“健康を支える場所”へと変化しています。
そのため、定期的なメインテナンスやクリーニング、ご自宅での正しいブラッシングは、
治療と並んでこれからますます大切になっていく要素です。
キュアとケア。
どちらが欠けても、真の「口の健康」は保てません。
痛くなったら治すのではなく、痛くならないように守る。
それが、これからの時代にふさわしい「歯科のかたち」だといえるでしょう。