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「歯を失うと健康寿命が短くなる」
最近、そんな研究結果を目にする機会が増えてきました。
なんとなくイメージはできるものの、実際に大規模なデータで示されると、「お口の健康って、思っている以上に全身と関係しているんだな」と感じます。
2026年、東京科学大学➚(旧・東京医科歯科大学)の研究グループは、全国の高齢者を対象とした大規模研究を発表しました。
その中で、歯の本数が少ない方ほど、
要介護状態になりやすい
健康に過ごせる期間が短くなる
全身状態に影響が出やすい
といった傾向が確認されています。(歯の喪失が健康寿命の格差に与える影響を解明 | Science Tokyo - 東京科学大学➚)
歯は、ただ食事をするためだけのものではありません。
しっかり噛めることで、
食事を楽しめる
栄養バランスが整いやすい
会話がしやすい
外出や人との交流が増える
など、日々の生活の質にも自然とつながっていきます。
最近では、「オーラルフレイル(お口の機能低下)」という言葉も広まりつつあり、お口の状態を整えることが、健康維持のひとつとして注目されています。
また、定期的に歯科医院でメインテナンスを受けている方は、健康状態を良好に保ちやすいという報告もあります。(オーラルフレイルが高齢者の健康寿命を短縮:定期的な歯科受診が鍵に | Science Tokyo - 東京科学大学➚)
以前は、
「痛くなったら歯医者へ」
という考え方が一般的でした。
もちろん治療は大切ですが、最近はそれ以上に、
虫歯や歯周病を予防する
お口の変化を早めに見つける
将来も快適に噛める状態を保つ
という予防の考え方が重視されるようになっています。
特に歯周病は、初期には症状が少ないことも多いため、定期的にチェックすることで気づけることがたくさんあります。
毎日の歯磨きはもちろん大切ですが、それに加えて、
定期検診
クリーニング
歯ぐきのチェック
噛み合わせの確認
などを続けていくことで、お口の状態は少しずつ変わっていきます。
お口の健康は、「今困っているかどうか」だけではなく、5年後、10年後の生活のしやすさにもつながる部分です。
将来も美味しく食事をして、楽しく会話をして、元気に過ごすために。
歯科医院を「治療する場所」だけでなく、「健康を守る場所」として活用していただけたらと思います。