日本口腔インプラント学会 インプラント専門医とは?
院長は日本口腔インプラント学会の専門医資格を取得しています。
日本口腔インプラント学会は14,000名を超える会員数を持つ日本最大の歯科学会です。
その日本口腔インプラント学会が認定するインプラント専門医は、同学会がインプラント治療における豊富な知識や経験を持っていると認めた歯科医師に対して認定する資格認定制度です。
日本において政府が唯一正式に認めた専門医資格であり、他のインプラント専門医資格に比べて取得が極めて困難であることが知られています。
専門医の認定書は、審査・試験を経て合格した歯科医師に交付されます。日本口腔インプラント学会の会員は約14,000名、そのうち専門医は約1,100名、さらに指導医となるとわずか180名程度という非常にハードルの高い資格です。
日本口腔インプラント学会の専門医が在籍する歯科医院として、日本口腔インプラント学会の専門医・指導医名簿に大和市で3医院(当院含む)が登録されています(2021年1月時点)。
インプラント専門医認定試験
インプラント専門医の資格認定試験は、誰でも受けられる訳ではありません。
社団法人日本口腔インプラント学会で定められた条件を満たした歯科医師だけが受けられる試験です。
認定試験を受けるための条件
同学会に5年以上継続して所属している会員であること。
同学会の研修施設(専門医を養成する“指導医”が在籍している研修施設)で通算して5年以上在籍し、インプラント治療に必要な診断と、治療の基本的な技術を習得する講習や研修を受けていること。
日本歯科医師会会員であること。
同学会が行う、専門医教育講座を3回以上受講していること。
同学会の学術大会に8回以上参加していること。
同学会の定めた研修を修了していること。
口腔インプラント指導医2名(内1名は施設長)の推薦が得られること。
下記のインプラント治療の経験があること。
•治療が終わりメインテナンスへ移行して3年以上経過した症例を、20症例以上経験していること。(1顎1症例とし、上下顎にインプラントを埋入した場合は2症例とみなす)
•症例には、多数歯欠損(1顎7歯以上欠損)症例で全顎にわたる症例を3症例以上含んでいること。同学会が行うケースプレゼンテーション試験(治療が終わりメインテナンスへ移行して3年以上経過した1症例を発表)に合格していること。
同学会の学術大会において、2回以上発表を行っていること。
口腔インプラントに関する論文を、委員会が認める雑誌に1編以上発表していること。
上記の条件を満たして審査を通過した歯科医師は、筆記試験と面接試験のある資格認定試験を受けます。面接試験は、申請者からあらかじめ提出された症例(治療内容)に関する口頭試問となり、この試験に合格するとインプラント専門医としての認定書が発行されるのです。
この認定の有効期限は5年間。インプラント専門医の更新には、同学会での研究や治療内容の発表、論文投稿や研修参加など、同学会の定めた業績を新たに満たす必要があります。